富山のお土産としても親しまれている伝統ある逸品です。
郷土料理として「富山の食」を支えてきたこの味を、ぜひご堪能ください。
*ご自宅お届け、贈り物問わず納品書等金額のわかるものは同送いたしません。
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■富山の名産「ますのすし」
【ます】
富山を代表する味覚「ますのすし」。その歴史は江戸時代中期、将軍・徳川吉宗に献上された「鮎寿司」にさかのぼります。
味の良さが評判を呼び、富山名物として広まりました。その後、アユに代えてサクラマスを使用したことで、現在の「ますのすし」の原型が誕生。
大正時代には駅弁として販売され、鉄道の発展とともに全国へと広がりました。
【伝統とこだわり】
押し寿司は、木枠にすし飯を詰め、具材をのせて圧力をかけることで、具と酢飯が一体となる寿司の一種です。
この製法により、ますの旨味が酢飯にしっかりと染み込み、独特の味わいが生まれます。
富山では特別な日のおもてなし料理としても親しまれています。
使用する「ます」は、脂ののりや色味、香りを基準に厳選し、職人が手作業で骨を抜いております。
また、米は富山県産のものを使用し、その日の気温や湿度に合わせて水分量を調整し、炊きムラのないますのすし最適なご飯へと炊きあげています。
唯一の調味料となる寿司酢は、素材の風味を引き立てる独自の配合で、味わい深いオリジナル酢を使用しております。
【美味しさを守る工夫】
脂のりの異なる部位をバランスよく配置し、最後の一口まで飽きることなく楽しめるよう工夫。
また、抗菌・保湿作用のある笹で包むことで、新鮮さと香りを保ちます。
笹を開いた瞬間に広がる爽やかな香りも、食欲をそそる魅力のひとつです。
さらに、容器には吸湿性に優れたファルカタ材を使用。風味を保ちながら、伝統的な美しさも兼ね備えています。
【贈り物にも最適な逸品】
1965年、掛け紙から箱入りパッケージへと進化。
文化勲章受章の画家・中川一政氏が愛した「ますのすし」の美しさを描いたパッケージは、贈答品としても喜ばれています。
神通川で獲れた鱒をモデルに描かれたというエピソードもあり、味わいだけでなく芸術的な価値も持ち合わせています。
富山の伝統と職人技が詰まった「ますのすし」、ぜひご賞味ください。